猪突直進

人間の擬態で楽しいものこと場所へ赴く猪の忘備録。

雑食ないのししはエンタメもいただく。

今年見たものをとりあえず覚書で

海をゆく者
去年、ALTAR BOYZとともに一足早く終わってしまってぼんやりすごしたクリスマスを取り戻すような心地になりました。
人生という孤独の海をゆくろくでなしのシャーギーが、クリスマスに悪魔と命を懸けたポーカー勝負をするお話。
キリスト教圏のクリスマスらしく、死と再生と家族の物語でした。
長文感想が書きたいという気持ちはいまだにある。

 

D-room
いつもの。
見に行くたびに10年先も佐野大樹さんのお仕事を見続けていたいなーと思います。
毎度のことながらあんまり詳細レポはできないので感想は友達に話す。

 

ミュージカルテニスの王子様3rdシーズン
青学vs不動峰/プレビュー公演
新しいチャレンジに満ち溢れたテニミュ3周目。
私の周りでは初日あけて7:3くらいで批判的な感想の方が多めに感じたプレビュー公演でしたが、なんか私は感動して泣いてしまいました。
1stシーズン、2ndシーズンと知ってるかい?という問いかけに始まり知ってるよ!という答えにつながるすごく美しい形でまとまった物語をあえて踏襲しない所に、まだまだ新しい可能性を模索していこうとする挑戦が見えてすごくうれしかった。
テニスの王子様という物語自体はもちろん原作からなんども見知っているけれど、新しい演出でまた未知の物語にもなりました。
プレビューの時本当に評判が身の回りでよくなくて、いやいやちょっと待てよ!!!!って気持ちを周りの人に伝えるための長文感想を書こうとしていたんですが、本公演の幕があいたら割とみんな手のひら返して楽しんでたので楽しかったんならいいやーってことですっかり感想文の手は止まった。

 

つかこうへいTriple Impact大千秋楽特別公演
いつも心に太陽を
大阪に見に行きました。二度目のつかこうへい作品、今回も高橋龍輝くんにつられて。
開演前に演出の岡村さんの前説が入り、劇中のホモ!みたいな侮蔑的表現についてのダブルミーニングを意識しつつ見ることができて面白かった。
なにぶん浅学なもので、国体に出場する選手は当時スポンサードが禁止されていたというような話は聞かないと意識できなかったと思う。
当時の社会的には風刺の要素がたぶんに含まれた戯曲だったのでしょうが、いまの私にとっては孤独と愛の物語でした。
ひろげんで西野カナさんの曲とか、今回のSEKAI NO OWARIさんの曲とか、普段は割と軽視してしまいがちな流行のJpopを差し込んでくるのが岡村さんの演出だけなのか、他のつかこうへい舞台でもそうなのかはわからないのだけれども、個人的には今回のDragon Nightの使い方がすんごい好きでした。

全然見当違いなことを考えているのかもしれないけど、たとえばいつの世でも流行のものっていうのは一定の層には流行のものであるというだけで軽視されるもんかなと思って、つかこうへい作品でああいう流行歌が使われるのは、流行を下に見ることの無意味さをつつかれてつきつけられているのかもなあとかそういうことを考えた。

 

CLUB SEVEN 10th stage!

はじめてのくらぶせぶん。

これ言ったら台無しかもしれないんだけどやってること自体はネタ100連発!!みたいな感じなんだけど、それをすごい人たちを集めてエンタメとしてやるとやっぱりめちゃくちゃ面白いんだな!と思いました。

緩緩緩急緩急急緩急緩急!!みたいな感じでかわるがわる繰り出される色んなものに目回してる間に終わるエンターテイメントのジェットコースターのようなステージでした。

今回で終わるわけじゃないけど一旦クラセン一区切りということらしいので、滑り込みで見に行けて本当に良かった!大山真志くんの歌声が本当にかっこよかったですね、あとくまモン

 

*pnish* 本公演 vol.14 舞台版『魔王 JUVENILE REMIX

お久しぶりの*pnish*本公演。

3年半ずーっと待ってたわけですが、今回は2.5次元ミュージカル協会も噛んで原作付きの公演ということで発表されたときに一体どうなるんだろうなという不安がありました。客がなに不安に思うんだっていう話ですが、2.5作品をやることによって、私の好きだった*pnish*が過去のものになってしまうのではという不安だったんだと思う。

実際見てみたら、伊坂幸太郎原作の魔王をコミカライズした魔王JRを、さらに舞台向けにしっかりと作り変えてあって、なんというか舞台でしっかり始まって閉じていた作品で楽しかったです。

 

ぷよぷよオンステージ

まさかのぷよぷよ。このブログでそんな話はついぞしておりませんが私はむかしコンパイルというゲーム会社の魔導物語という作品が大好きでした。ぷよぷよは元々魔導物語で登場したキャラクターたちの登場するパズルゲームで、その当時はコンパイルが出していました。(会社はつぶれてぷよの版権がセガにうつった)

そんなわけでどちらかというとぷよフィ以前の懐古おたくではあるのですが、ぷよぷよが舞台化されるなら行かないと!と思ったので行ってきました。結果として怒って帰ってきた。

全体的に本当にぷよぷよをそのまま舞台にした感じでした、良くも悪くも。

ぷよぷよという作品のノリが好きで見に行くんならたぶん楽しかったんだろうなーと納得もするのですが、あまりにもそのまますぎてこれをS席7,500円の舞台でやるくらいなら7,500円の新作ゲーム出してくれたほうがよくない?って思った。舞台でやる意味はあんまり感じられなくて個人的には不満大爆発でした。

あとアンケートも入ってないし、終演後のアフタートークに出演されていたシリーズのプロデューサーさんにまったく好感が持てなくて、アフタートークまで見ちゃって久々に時間無駄にしたなって素直に思いました。

 

 

 

個別に感想書きたいやつはきっとそのうち書きかけのブログをあげたい。