猪突直進

人間の擬態で楽しいものこと場所へ赴く猪の忘備録。

雑食ないのししはエンタメもいただく。

テニスとは…

1月11日に宝塚を見た後、佐野大樹さんのイベントで東京に行ったりはしていたのですが、イベントに関しては楽しかったー!大樹っちゃんすきー!!と大満足して帰ってきたこと以外に特に明文化する必要を感じていないので、福岡まで飛び込みで見に行ったテニミュの話をします。

 

ミュージカル『テニスの王子様』公式サイト | ミュージカル『テニスの王子様』青学vs四天宝寺 | 公演概要

 

私の観劇人生は、ほぼテニミュによってエンジンをかけられました。

いまとなっては好きなように好きなものを見に行く楽しさを覚え、運転席に座るのはエンタメおばけになりたいーと呪詛のようなものを唱えるいのしし自身でありますが、いまだに原作のテニスの王子様も大好きですし、私が生きている限りかテニミュが続く限りは人生から切り離すことができないものなんだろうと思います。

といっても2ndシーズンの中盤からは色々とあって見に行くことがなくなっていたのですが、今回は私の大好きなタカさんの最後の試合があるので、色んな人に見に行った方がいいよーって背中を押してもらってなんとか福岡に見に行けました。

キャナルシティ劇場、ずーっと行って見たかったのですが、2階の最後列でも見やすくて、座席も広くて綺麗でキャナルシティで色々時間も潰せそうで環境のいい素敵な劇場でした。

 

正直、今回の四天宝寺戦、見に行くのにはすごい葛藤があって、直前まで見に行かずにテニミュ自体もう見に行かない方がいいのかなあなんて思ってたのですが、結果としては見に行けてよかったです。

 

一番テンション上がったのが、終盤のリョーマ対金ちゃんの一球勝負のシーンでした!

ひとことで言うなら、テニミュがついに時空を掌握したぞーーーーー!!!!っていう気持ちになった、右も左も上も下も関係ない演出でした。

2階席からあの演出を見ると、まるでコートを真上から見ているような気持ちになってしまって、生であの場にいる2人をありえない視点から眺められる演出にものすごくテンションが上がりました。

あれやったらもうイップスの時の越前リョーマとか一人だけコートの上でぐるぐるぐるぐる5回転くらいしないといけないんじゃない?みたいな、次回の公演がめちゃくちゃ楽しみなわくわく感でいっぱいです。

 

全体的にすごく楽しかった!!って公演だったのですが、如何せん私は原作ファンなもので、どうしても試合展開とかは語りつくしてる感というか、あの試合やっぱりかっこいい!!とかやっぱりあのキャラはそうだよね!!みたいな語り口になってしまうので改めて言うことがあんまりない…

1stシーズンの四天宝寺公演となにより一番違うのはたぶん四天宝寺のテニス部顧問がはじめて登場してる所かなあと思うのですが、これもだいたい違和感なく溶け込んでいたような気がしました。

大人がいることによって、対比として彼らが中学生らしく見えるようになったのかなとは思うのですが、割ともともといない顧問をいるものとして考える病みたいなのが1stの頃からあったので、比嘉中以外は割と顧問の存在を原作引用で織り込んで考えていたかなあという気がして違いを言葉にするのがいまの所難しい。

本日のライビュ一般でチケット取ってまたライビュには行くつもりなので、そこでもうちょっと大人の存在については考えられるといいなあ。

 

本当はシングルス2の石田銀河村隆の試合の話しようと思ってたんだけど、あの試合に関しては二人とも格好良いしめっちゃ熱い試合なのは解りきっているので改めて語るのがこれも難しかったです。

すごくいい試合だからあれをかっこよくなくつまらなくするほうが難しいと思うんですよという風にもはや私の眼は原作に寄りすぎてて正味よくわかりません。

試合の内容的にはろっ骨も大腿骨も腕も折れる、トンデモテニスのある種の極みみたいなところがあるんですけど、別に波動球が百八式まであろうともそんなのは試合でぶつかる二人の熱さの前では些細なことでなので。

わかりきってても思わず泣いちゃうくらいいい試合で、この試合を見るために福岡に来た!と思えるすごく格好いい試合だったんです!大満足でした!いい劇場であの試合を見れて本当によかった!

とりあえずいまはこんな感じ。